タイトル 凌姫 〜淫らに響く復讐の輪舞曲〜
メーカー名 Psy-chs
ジャンル 姫君徹底堕落AVG
発売日 2004/01/30
定価 \8,800
CPU PentiumII 300MHz 以上
HDD 800MB以上
解像度 640x480x24bit
DirectX 8.0以上
BGM PCM
音声 女の子フルボイス
原画 藤井一葉
シナリオ 三頭獣
プレイ時間 (1周するのに)2〜5時間
プレイ後感想 良いのはCGだけかも・・・
お気に入りの女の子 エルディア

■内容

主人公ヴァン・レンボルクはかつて貴族の身でありながら
最愛の姉とともに国王の『性奴隷』として生きていた。

その汚辱と恥辱にまみれた境遇に絶望した姉は自らの命を絶ってしまう。
美しかった姉の惨たらしい死…
王家に対する激しい憎しみを噴出させたヴァンは
王家へのクーデターを画策するが、
すんでのところで未遂に終わり、投獄の身となる。

暗い牢獄…重い枷…
日の光も忘れかけ、ただ高貴な者への激しい憎しみだけを
増大させていた主人公の前に思いがけない客が現れる。
この王国において第二の王位継承権を持つ王女エルディアだった。
彼女は自分より高い継承権を持ち、
国民や臣下からも絶大な支持を受ける妹王女
フィーリアを追い落とすことを条件に、
ヴァンを元の地位に戻すことを約束する。
それが自分自身をも淫獄の鎖に絡め取る復讐鬼を
よみがえらせただけだということにも気づかず…
高貴な者達への復讐の宴が始まる…

※Psy-chsホームページより引用


■H

40点

Hシーンの数自体は多いのですが、尺が非常に短いです。
また、女の子キャラクターの数が多い(10人)ので、必然的に、Hシーンの総数は多くても、1人当たりのHシーンの数は少なく、内容の掘り下げも浅いです。
お気に入りの女の子が多ければ、まだマシですが、お気に入りの女の子が1人か2人しか見つからなければ、実際に”使用”できるHシーンの数は非常に限られてくるでしょう・・・(わたしがそうでした)。

声優さんは基本的にどなたも上手いですが、Hシーンではあまりしゃべってくれません。ト書きが長く、ダラダラとつづくのです。ト書きの合間にちょびっとだけセリフがあるという感じです。しかも、そのセリフも短いことが多いです(泣)。
時々、卑語も口走ってくれているのですが、セリフ自体、少ないので、卑語の数もかなり控えめです・・・。

CGとテキストの内容が合っていないシーンが多く見受けられました。
CGでは女の子は嫌がっているのに、テキストでは感じて、あえぎまくっているとか。その逆パターンもありました。
また、他社のゲームと比べて、CGの使い方が下手な気がしました。
CGの差分(女の子の表情や精液)は一応、用意されているのですが、それが使いこなされておらず、HCGが差分などが切り替わらず同じ内容で表示されている状況がえんえんと続きます。これは、このゲームの、すべてのHシーンに当てはまるケースです。困ったことに。
(前述したとおり)女の子のHなセリフも少なく、Hな効果音もありませんので、結果として、非常に寂しいHシーンに仕上がっています・・・。

こんなんじゃ抜けないよっ!<悲痛な叫び


■シナリオ
20点

ありきたりな陵辱ものです。
内容的にも、既存の「お姫さまを陵辱する」ゲーム(『姫辱』や『BLOOD ROYAL』)と差異はありません。
このゲームならでは、という魅力が見つからない以上、過去作品の劣化コピーのレッテルを貼られても仕方ないですね。


■グラフィック

90点

絵は最高に好みです。
ええ、最高に好みなんです。

うぅ・・・それなのに、それなのに。なんで、こんなことに(泣)。


■システム

75点

系列ブランドluchsの前作『うさねこ』はわたしのPCでは起動すらしなかったのですが、こちらは無事、動いています。
今のところ、動作も安定しています。
機能的には、オートモード 、ボイスリピート、バックログ、スキップなど、必要な機能はひととおりそろっています。


■サウンド

50点

全15曲。音質は普通。
BGMはゲームが鬼畜系ということもあって、基本的にどれも暗めで、そういう点では、曲ごとの差異が見受けられず、代わり映えしない印象を受けました。
Hな効果音はなく、盛り上がりに欠けたHシーンに拍車をかけています・・・。
また、効果音の数自体、少ないです。


■総合

50点

ゲームは放っておいて、CGモードで絵だけ見て、抜く方が抜きやすいです。
CGモードなら、簡単に、何枚ものHCGを同時に見ることができますし。
ゲーム中のHシーンは尺が短く、使いものにならないので、脳内補完して、(HCGを見ながら)ご自身の好きなシチュエーションを想像しつつ、こするのが一番ではないかと思います。


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