タイトル 魔法のミルクティーにおねがい
メーカー名 裸足少女
ジャンル 紅茶ブレンドAVG+SLG
発売日 2003/03/14
定価 \6,800
CPU Pentium 233MHz 以上/PentiumII 300MHz 以上
HDD 970MB(フルインストール時)
解像度 640x480x24bit
DirectX 5.0以上
BGM PCM
音声 女の子のみフルボイス
原画 石井 彰
シナリオ 葵 日向
プレイ時間 (1周するのに)2〜3時間
プレイ後感想 2003年度、卑語ゲーNo.1決定?(笑)
お気に入りの女の子 サラ・スィートハート(シスター)

■内容

プレイヤーは王都の紅茶専門店、「ピシャロ・ムント」の店主・ミカエルになって、ウェイトレスやお客さんの女の 子との恋愛&Hを楽しみます。ミカエルはお店の看板メニューにする紅茶のブレンドをつくるためと言って、試作 したブレンドを女の子にティスティング(試飲)させます。しかし、それは実は「恋魔法のブレンド」と呼ばれる「飲 めば、女の子をHな身体にかえてしまう」という不思議な紅茶なのです。(それを飲んだ)女の子は、たとえばHに 積極的になったり、露出プレイじゃないと感じなくなったり……。(某通販ページより引用/(^^;。)


■H

95点

まず、はじめに声を大にして言いたいのですが、卑語(のボリューム)がすごいです(笑)。
正確にカウントしたわけではないのですが、200〜300コくらい、卑語が含まれているセリフがあります(もし全然違ってたら、すいません)。
余計なお世話ですが、声優さんは恥ずかしくなかったのでしょうか?/(^^;
「おま○こ」とか「おち○ちん」とか「ち○ぽ」とか言いまくっています。
あと、フェラチオ時の「チュパ音」(って言うの?)も豊富です。
マリーシア、サラ、レイチェルの3人に、それぞれフェラチオ×2、ユーナに×1、あります。
特に、サラの「ち○ぽケーキ」のシーンでは、「ち○ぽ、ち○ぽ」と卑語を言いまくりつつ、チュパチュパ、フェラチオしてくれて……いやはや、ごちそうさまです/(^^;。

各Hシーンのテキストですが、かなり長いです(=卑語がてんこ盛り)。

あと、個人的に「嫌がっている女の子を無理やり犯す」というシチュエーションが好みではないのですが、このゲームではどのHシーンでも、女の子がみずから進んでHに参加してくれるので、その点でも安心です。

各キャラのHシーンの数ですが、下記のとおりです。

□マリーシア:12
□サラ:11
□レイチェル:10
□ユーナ:2
□マリーシア×ユーナ:1(おまけシナリオ)

ただし、ユーナの最後のHシーンはHCG5枚をつかった、長丁場です(若いって素晴らしい!!)。


■シナリオ
77点

プレイ期間は2週間。
(おまけシナリオをのぞいて)3日目までの選択肢の結果によって、4日目から各キャラクター(女の子)のルートに分岐するようです。

□マリーシア・ルート
□サラ・ルート
□レイチェル・ルート
□ユーナ・ルート

ただし、ユーナ・ルートは一度、ゲームをクリアしないと、選べないようです。
……というか、ファースト・プレイでは、ユーナ自体、まったく登場しませんでしたので、少々、面食らいました(^^;

シナリオの印象は、どの女の子のルートをプレイするかで、かなり変わってくると思います。
マリーシアとサラのシナリオは、よくある魔法少女アニメっぽい明るい感じ。一方、レイチェルのシナリオは最後の方、暗い感じになります。ユーナは、(他のキャラのシナリオも含めて)ストーリー全体にまとまりをつけるためにあるようなもので、最後にちょっとしたドンデン返しがあります。けど、内容的には、ユーナのシナリオが一番、良かったです。なんとなく、ほのぼのできます。
マリーシアとサラのシナリオは、内容的にややストレートすぎる気がしますが、もしかしたらこれは既存の魔法少女アニメのパロディ(オマージュ?)で、制作者サイドがあえて意図したものなのかもしれません(って、かんぐりすぎ?)。
下記にあるとおり、かなりの割合で、Hメインのゲームなのですが、そのくせ(?)時々、ホロッとさせるシーンがあって、侮れません。私なんて、不覚にも涙ぐんでしまいました(^^;。

あと、キャラ同士の会話が楽しいので、テンポ良くゲームを進めることが出来ます。

あくまで個人的な感想ですが、各シナリオの出来は下記のような感じです。

ユーナ>>マリーシア=サラ>レイチェル


■グラフィック

82点

明るい色調が特徴的な絵です。
80%近くがHCGなので、ボリューム的には問題ないかと。
ただし、通常の、イベントCGはすこし少な目です。


■ブレンド・パート

60点

『恋魔法の紅茶』を飲ませることで、女の子のステータスを操作するブレンド・パートですが、1日2回、あります。が、実際に女の子がティスティングするようになるのは、ゲーム中盤になってからですので、結局、5,6日分しかありませんでした。
ひと言で表現するなら、「手札が見えている状態でブラックジャック」をやっているような感じです>ブレンド・パート。限られた手札の中で、ベストの組み合わせを選択します。
少し頭をつかう程度で、難易度はかなり低く、自分の思うように女の子のステータスを変化させることができます。

女の子のステータスが一定条件を満たすことで、AVGパート中にHなイベントが発生します。マリーシアとサラのシナリオでは本編のストーリーとHなイベントが違和感なくつながっているのですが、レイチェルのシナリオでは、それがややぎこちない感じがしました(そのため、↑でも、レイチェルのシナリオは若干、評価が低めです)。あ、ユーナはティスティング自体、断るので、『恋魔法の紅茶』によるHなイベントは発生しません(^^;。


■システム

80点

音量調節機能あり、セリフ時のBGMフェード機能あり、メッセージウインドウ背景のカスタマイズ可能、フォント設定あり、オート機能あり、表示速度変更可能、テキスト色の有無選択可能。快適なVA(VisualArts)エンジンです。

「卑語ゲー」というゲームの性質上、ボイスのリピートができるのは、うれしいです。


■サウンド

95点

全18曲。
音質は良好。
BGMはどれも、びっくりするくらいゲームの雰囲気に合っていて、「ココロの欠片」という曲ははじめて聴いた瞬間、鳥肌がたちました。
ただ……主題歌は、なんというか……(^^;。まぁ、こんなものかな?という感じです。


■総合

87点

声目当てだけでも、買う価値は十分あるかと思います。
あと、主題歌をのぞく、音楽の出来が無茶苦茶良いです。


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