タイトル 同窓会again
メーカー名 F&C・FC01
ジャンル AVG
発売日 2001/01/26
定価 \5,000
CPU Pentium200 MHz以上 / PentiumII300 MHz以上
HDD 1G以上(フルインストール時)
解像度 640x480x16bit
DirectX 不要
BGM PCM、MIDI、CD-DA、WMA
音声 あり
原画 水谷とおる
シナリオ 内藤隼人 , 神楽坂りでる
プレイ時間 (1周するのに)3〜4時間
プレイ後感想 絵の良さで、それ以外の欠点をカバー
お気に入りの女の子 若林 鮎

■はじめに
購入動機は、『絵買い』です。
あと、購入特典のテレホンカードも欲しかったし……。
わたしが購入したのは、『同窓会again&refrain』という2作が1本になったDVD再販パッケージです。
『同窓会again』、『同窓会refrain』とも内容的には、再販前のものと変化はないようです。
某通販で購入したのですが、届いた時には、DVDパッケージの端が割れていました(泣) 。
『同窓会again』、『同窓会refrain』ともにプレイ完了済みなのですが、ひとまず先に『同窓会again』のレビューを書きます。

■内容
大晦日の昼過ぎに主人公、久保達也は幼なじみの鮎にたたき起こされた。
今夜は中学校時代の旧友、鞍掛不二男が、旧桜第三中学校テニス部のOB&OGを集めての大忘年会を開いてくれるという。
鞍掛邸に着いた達也と鮎は、懐かしい面々に出会った。
近況などをお互い話しながら、ビンゴ大会で盛り上がり、そして忘年会は終わった。
その帰り道、みどりが冬休みを利用して、みんなでスキー旅行に行くことを提案する。
場所は瑞穂のおじいさんが経営するペンション。
一緒に帰る鮎、瑞穂、達也の上に新年初の雪が降り始めた。
その雪を見ながら、これからのことに思いをはせる彼らは、今までの関係を続けていけるのか?
それとも…?

■シナリオ
30点

『同窓会』というタイトルから容易に想像できるように、ストーリーはひさしぶりに再会した中学時代の同級生の男女の恋模様を描いています。
同窓会という舞台設定からして、テレビや映画の青春ドラマを意識しているのは、明らかですが……。
青春ドラマといえば、視聴者orプレイヤーにとうの昔に忘れ去った甘酸っぱい、ほろ苦い想いを思い起こさせてくれるような展開――例えば親友との喧嘩や、かつて付き合っていた恋人との軋轢が付き物だと思うのですが、そういった類のイベントはほとんど起こりません。
悪い方向で、既存の青春ドラマを見習ってしまったような気がします。
個々のキャラクターは人に言えない悩みを抱えていたり、ひさしぶりにそろってスキー旅行に出かけたりと、盛り上がりそうな舞台設定はそろっているのですが、いざプレイしてみると、印象に残るイベントや文章にはひとつとしてめぐり合えず……。
人に言えない悩みも意外とあっさりと解決しますし(汗)。
全体的に盛り上がりに欠けるというか何とか言うか……正直言って、退屈なんです。
メッセージを読み進めるためマウスをクリックするのが苦痛で、何度、投げ出そうとしたことか。でも、それを押しとどめて、なんとかENDまでプレイさせたのは、キャラクターの魅力でしょうね。


■グラフィック

100点

絵買いですからね。100点です。
絵で萌えました。
萌えで、シナリオの薄さをカバーしているような印象さえ受けました。
キャラクターがかわいくなかったら、確実に、途中でプレイを放棄していました。


■H

70点

基本的に、1人1回。たまに、2回です。
絵は良い。声もかわいくて、上手い。シナリオは……えーと、脳内補完?
回数が少ない割には、満足しました。


■システム

90点

プレイする上では特に支障はないシステムです。
バグもないですし。
やや古さを感じさせるシステムではありますが、ゲームの発売年が2001年であることを考慮すると、妥当な出来でしょう。


■サウンド

60点

うーん。印象に残らない。ゲームの雰囲気を壊さないという一点のみにおいて及第点を上げられます。


■総合

50点

絵以外、良いところがなかったです。
ストーリーは退屈を通り越して、プレイを続行することが苦痛に感じるレベル。
絵が非常に気に入っていただけに、残念な出来です。


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